弊社の「塗り」

今や、当社の一つの特徴となりつつある、大物の“塗り”。神社・仏閣はもちろんのこと、各都道府県の曳山などの祭や神事に使うものなど、種類もいろいろあ りますが、とにかく大きいものが多いです。これに合わせて、工場のスペース、機会のキャパなど大物用ライン(主に建具や建築部材用)も完備しております。 とは言え、限界もございますので、事前の打ち合わせは必要です。何なりとご相談くださいませ。

文化財などで、歴史的価値を問われる場合は、そっとおさえつけて修理しなければならないこともあります。それ以外の場合、たいてい当社では徹底的に素地まで研ぎおとしてから塗りこむことにしています。(通常、研ぎも機械化しており、写真のように手作業ですることは珍しいです。)素地まで研磨せずに塗った場合、残した下塗りに弱くなった層があるとそこから剥げてくることが充分考えられます。

弊社で手がけました埼玉県川越市の連雀町の曳山の塗りかえ(このページの写真はすべて、この作業風景です。)ですが、完全に木地まで出して塗り直しましたから物性は万全だと考えています。“塗師屋”は上から順に擦り減ったのならぜんぜん恥ずかしくはないですが、まだ寿命の残った膜が下から剥がれるのはなによ り恥ずかしいのです。

通常の塗装工程でいくと、不透明塗装の場合 木地磨き 木地固め 下地 研ぎ 下塗 研ぎ 中塗 研ぎ 上塗 研ぎ 磨き 呂色。透明塗装の場合  木地 磨き 着色 目止め 下塗り 研ぎ 中塗り 研ぎ 上塗り、といったように作業は進みます。一般の方々はあまりご存じないと思いますが、塗るという作業 は、刷毛塗りであれスプレーであれ技術は要求されますがそう手間はかからなくて、削るという作業にかなり手間暇がかかります。

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